Question

ゴミやCO2をなるべくださずに大きなイベントをするには?

マテリアルリサイクル事業「フラッグリサイクルYOKOHAMA」

横浜市内のオリンピック会場周辺などを装飾したフラッグを廃棄せずに再利用する「フラッグリサイクルYOKOHAMA」事業を行いました。マテリアルリサイクルをすることを前提に、素材選定→製作→設置・撤去→再資源化→再利用までの一連の流れをデザインすることで、持続可能な大会運営になることを目指しました。

地域でチームを編成

よこは2021年4月から横浜市と各専門性のある企業がチーム一丸となり、議論を重ねながら事業を実施しました。また、工場などへ輸送する際、車両から排出される温室効果ガスを最小限にするため、フラッグの回収から再利用までのプロセスを横浜市内で完結させ、地域内で素材が循環する仕組みをつくりました。

【 ミーティングの様子 】

【 リサイクル工場の見学 】

PROTOTYPING

プロトタイピング

デザイン思考と凸版印刷さんの技術を織り交ぜながら、様々な試作をする中で、素材そのものを一度粉砕・溶解し新しい原材料を作り、それを使ってリサイクルする方法(マテリアルリサイクル)が最も有効と考えにいたり、「エコクラシー 」という素材を採用しました。

マルチボックスにして配布する

都筑区内のリサイクル工場でフラッグを細かく粉砕し、一緒に再生プラスチック原料を混ぜながら熱を加えて溶かし、ボックスの形をした型に注入(=射出)します。型の中で固まったら型から外し、マルチボックスが完成します。作ったボックスは横浜市内のリンピック・パラリンピック教育推進校などに配られました。

小学生と一緒に考える

横浜市立旭小学校で「フラッグリサイクルYOKOHAMA」で大切にしてきた「物を作る前から廃棄方法や活用方法を考えること」、「実際に必要とされる再利用物品をつくること」を児童とともに学び考えるための授業を合計4回行いました。

【 授業の様子】

【 授業の様子 】